社交ダンスはペアがホールドを組んで踊る特性がある以上、上手に踊るために一番大切な事は姿勢になります。
お互いの姿勢が悪いと居心地が悪いだけでなく、足がぶつかったり、スムーズに入れ替わることが出来ません。
それでは良い姿勢とはどういう姿勢か、確認していきましょう。
・4つのブロックを垂直に保つ
①頭
②肩
③肋骨
④骨盤
①頭
②肩
③肋骨
④骨盤

良い姿勢とは頭、肩、肋骨、骨盤が垂直に積み重なっている状態をいいます。
積み木のように一個一個のパーツが垂直に積み重なっていれば、支えが無くても安定します。
積み木の場合もし、どこかが歪んでいたり曲がっていたりすると倒れしまいます。
人間の身体は歪んでいたり曲がっていても倒れはしませんが、バランスを取ろうとするために無駄な筋肉を使うことになり、力みが生じてしまいます。
それでは動くときに100%の力を使えません。
必要最低限の力で身体を支えられる垂直の位置を探してみましょう。
次に、動くときにはある程度筋肉で身体を支えないと垂直状態を保つことは出来ません。
垂直状態を保つ為には身体をストレッチすることで筋肉が各ブロックを支えやすくしていきます。

・基本のストレッチ
①首の後ろを伸ばす
頭が天井に引っ張られるように引き上げる頭はバランスの始まりになる部分
②ボディの前側を伸ばす
ボディの前側を広げるように伸ばすことで身体を安定させる
③ヒップを締める
ヒップを後ろから前に集めるように締める身体を土台から保ち、身体を前に進める力になる
垂直に積み重なった身体を程よくストレッチしておく事で、動いても姿勢が崩れなくなります。
ペア同士お互いの姿勢が良くなれば、相手にかかる負担も少なくなり、それどころか2人じゃないと出来ない動きに発展していくことも出来ます。
姿勢に始まり、姿勢に終わる。
ダンスの一番大切な部分をしっかり見つめ直しましょう。
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