今回は新シリーズとして、わたくし浅井が大好きなダンサー達を独断と偏見で選んでご紹介する「Myレジェンドダンサー」をやっていきたいと思います。
記念すべき1回目は、私がダンスにどっぷりハマるきっかけになったダンサーの1人である「ウィリアム・ピノ&アレッサンドラ・ブキャレリ組」を紹介します。

2人はイタリア出身のダンサーで、アマチュアで世界チャンピオンになった後、ターンプロし全英選手権でファイナリストになっています。
スタンダード選手にしてはかなり小柄な体格ですが、目に追えないほどの素早いステップや複雑なコリオグラフィーを踊ります。
しかし、そのなかには完璧なベーシックのテクニックがあり、イングリッシュスタイルの持つ上品さや質の高さが感じられます。
音楽表現も素晴らしく、特にデモンストレーションは今でも歴代で世界一だと私は思っています。
脚の引き寄せ方が素晴らしいワルツのデモンストレーション
ダンスを始めた頃にウィリアム&アレッサンドラの映像を観たときに、床がグングン動いているんじゃないかと錯覚しました。
ダンスってこんなに格好よくて、こんなに凄い動きが出来るんだと感動して、自分もこうなりたいと思いました。
しかし、いざステップを真似しようとしても、全然解読出来ないのです。
かろうじて足形が分かってやってみても同じような動きにならないのです。
この時に、表面的に真似しても同じようにはならないということを学びある意味ショックを受けました。
床が動いているように錯覚するムーブメントのクイックステップ
その当初、イタリア出身の選手が頭角を表していた時期で、彼らの踊りをイタリアンスタイルなどといい、もてはやされていました。
しかし、雑誌のインタビューでウィリアムは「私のダンスはイングリッシュスタイルだ」と言っているのを見ました。
この事から、どんなに派手で複雑な動きでも、根底ににあるものは昔から変わらない基礎のテクニックなんだと感じ、私がベーシックを大切にしようと思うきっかけになりました。
ウィリアムとアレッサンドラはもう競技を引退してしばらくたちますが、レクチャーなどで披露するちょっとしたデモンストレーションが本当に素晴らしいです。
ボールルームダンスの枠にとらわれない音楽表現
ボールルームダンスの概念をぶち壊すような、でも伝統的なテクニックが垣間見得る、そんなダンスが私は好きです。
クラッシュからのリカバーも二人にかかればダンスなのです
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