いきなりですが、皆さん「ホールド」の意味を知っていますか?
社交ダンスを踊るときには必ず男女が「ホールド」をして踊ります。
手と手を取り合い、お互いにボディを預けて寄り添います。
距離感が近くなるので、お互いの信頼関係がないと難しいですね。
しかし、競技会やデモンストレーションはたまたダンスタイムを見ていても、自分勝手な「ホールド」をしている人がいます。
自分の姿勢をよく見せようとして、過度に突っ張っていたり、後ろに沿ってしまっていたり、肘を張りすぎて相手を吊り上げてしまっていたり、とても「ホールド」の意味にそぐわない「ホールド」をしているのです。
それでは、自分がそうならないように「ホールド」の意味を確認してみましょう。
hold 1他動
- 〔~を〕手に持つ、〔~を〕握る
- 支える、縛り付ける
- 抱き締める
- 〔ある場所に一定期間〕とどめておく、〔~の〕状態にしておく
- 〔人・動物を〕抑える、制する、拘束する
- 維持する、保持する、持続する
holdには沢山の意味がありますが、今回は社交ダンスのホールドに関係しそうな意味だけピックアップしました。
意味を見てみると、抱き締める以外にも縛り付けるや抑えるといった強いニュアンスを持っているのが分かります。
実際に英語圏の方はハグ(hug)よりもホールド(hold)はよりぎゅっと抱き締めて欲しいときに使うみたいです。
社交ダンスの「ホールド」は1人よがりで一方的なものではなく、お互いがお互いを「ホールド」するものです。
遠慮しすぎても緩くなってしまうし、無理のある形や強さだと維持できないです。
しっかりと保持できる形を作って抱き締める。お互いの力のバランスがとれている状態を目指しましょう。
日本人の私たちにはあまり気軽に「ホールド」する文化が無いので、この丁度よい「ホールド」感を考えてみてはいかがでしょうか?
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