こんにちは!美紗です。
今日は、ヨガをしていると見かけるこの指の輪っかについて説明していきたいと思います。

親指と人差し指をつなげて、ほかの指は離してそろえておきます
この特徴的な指の形、正式にはチン・ムドラーと呼びます。チンは意識、ムドラーは印、という意味で、意識の印ということですね。手でつくる印、という意味では合掌も同じで、合掌はヨガではアンジャリ・ムドラーと呼ばれます。アンジャリとは捧げる、という意味、ムドラーは印で、合掌は捧げる印、ということになります。日本人なら何気なく「ありがとう」などと言う時に合掌したりしますね。これは相手に感謝を捧げるという意味がちゃんと込められているんです。
話をチン・ムドラーに戻しましょう。ヨガでは5本の指にも意味があります。
親指→神・宇宙
人差し指→心・魂
中指→調和・純粋性
薬指→欲望・活動
小指→無知・惰性
つまり、チン・ムドラーで親指と人差し指をつなぐことは、自分の心(魂)と神(宇宙)をつなげることを意味しています。逆にそれ以外の指は離しておくことで、さらに意識が自分の中につながっていきます。自分の中のエネルギー(プラーナ)が体の中を循環して、気の巡りが良くなるとも言われています。瞑想の時にチン・ムドラーを作るのはこのためなんですね。
ムドラーはこのほかにも色々な種類があります。鎌倉の大仏や奈良の大仏も特徴的なムドラーを作っていますね。観光に行った時には仏像様の手の印にも注目してみると面白いかもしれません。
チン・ムドラーはヨガする時に何気なく行っていた方も多いと思います。なんてったって、チン・ムドラーって超ヨガっぽいですもんね!でも、意味を知っているとさらにヨガのポーズが深まると思います。レッスンの際は少し、ムドラーにも意識を向けてみて下さいね。
コメント