
こんにちは!美紗です。
今日はヨガ哲学を学んでいると耳にする、バカヴァット・ギーターについて簡単に触れていこうと思います。

ばかヴぁっと・ぎーたー?
なんじゃそりゃ???

ヨガ哲学では知識のことをヴェーダと呼びますが、そのヴェーダの膨大な内容を凝縮して書かれたヒンドゥー教の聖典の一部がバカヴァット・ギーターです。ヨガ哲学を学ぶ人が最初に読むべき聖典と言われていて、神クリシュナと英雄アルジュナの会話によって構成されています。

ふーん。なんか難しそうだな…

正直言って非常に難解で読みにくいです。でも、読んでいるとハッとする言葉が散りばめられていて、この本の教えを実践できる人間になれたらどんなに素敵だろう!と思います。

へー。で、どんな教えが書かれているの?

一言で表すのはとても難しいのですが、この本の教えを一番に表していると思われるのが2章の47番です。
クリシュナの言葉で、「君には定められた義務を行う権利はあるが、その結果についてどうこうする権利はない。君は何らかの結果を求めて行為してはならず、また何もせぬという怠惰に陥ってもならぬ」と書かれています。

なるほどね。でも、それじゃ競技ダンスで上を目指している美紗先生には実践は難しいんじゃないの?競技ダンスなんて結果が全てじゃん。

そう。ヨガでは競争を禁忌としますが、競技ダンスの世界は常に競争社会。そのギャップにいつも悩みます。でも、他人を気にして他人と競争して結果を求めているうちは、自分のダンスもヨガも成長しない。結局、戦うのは自分自身。それができるように、練習もレッスンも瞑想も、今できることをやるのみですね。

そうだね。過去にも未来にもとらわれず、今を全力で生きることが大切なんだね。結果はその後から自然とついてくるものなのかもね。
僕もバカヴァット・ギーター、読んでみようかなぁ。

ヨガはポーズだけでなく、今回のギーターのような素敵な教えがたくさんあります。今後も、ポーズの解説はもちろん、ヨガ哲学の魅力についても説明していこうと思います。お楽しみに!
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