さて、東洋医学について少しづつ理解が深まってきましたね。
以前の記事はこちら↓


私も勉強していくうちに、モヤモヤしていた事柄がハッキリしてきました。
それは、「接骨院」や「整骨院」と「鍼灸治療院」はどう違うのかということです。
私はどちらもお世話になったことがあります。
その違いは、保険が効いて少しマニュアル感のある治療をする「接骨院」や「整骨院」と、値段が高くてじっくりプライベートな治療をする「鍼灸治療院」、くらいの差でしか思っていませんでした。
しかし、その二種類の治療院は根本となる考え方が違ったのです。
現代医学をもとにした「接骨院」「整骨院」
「接骨院」や「整骨院」は柔道整復師による柔道整復術を基本としています。
柔道整復術は日本固有の伝統医術ですが、現代医学の整形外科と重なる部分が多く、東洋医学とは異なる体型のものです。
現代医学に基づく鍼灸は、ツボや経絡ではなく、解剖学に基づいた筋肉のポイントを重視します。
そのため、痛みやけがのある部分へのアプローチが中心で、アスリートに適した治療法と言えます。
現代医学は検査によって治療法が割り出されるため、どの治療者が対応しても一定の効果が得られます。
「接骨院」や「整骨院」は担当が決められない事が多いのはそのためですね。
東洋医学をもとにした「鍼灸治療院」
一方で、東洋医学をもとにした「鍼灸治療院」では治療者自身が五感を使って診断や治療を行います。1人1人の患者にオーダーメイドの治療を行うので、治療費が高くなってしまうのも納得です。
慢性的な症状や、原因不明の痛みなどは「証」を見て治療する東洋医学の得意分野と言えましょう。
まとめ
「接骨院」や「整骨院」は現代医学、「鍼灸治療院」は東洋医学、どちらも同じようにマッサージや鍼灸の治療をしますが、基となる考え方が違ったのです。
ケガや疲労による関節の変形、スポーツ選手のコンディショニングに対しては現代医学による治療を。
高齢者や慢性化した症状に悩む場合は、東洋医学に基づく治療を検討しましょう。
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