こんにちは!美紗です。
ヨガや東洋医学を学んでいるとたまに耳にする言葉、「アーユルヴェーダ」。およそ5000年の歴史を持つインドの伝承医学のことで、ひらたーく言うと『おばあちゃんの知恵袋』といったところです。ハーブを利用した煎じ薬で体の不調を治す、とかそんな感じです。
ドーシャとは
アーユルヴェーダでは、人が持つ心や体を動かすエネルギーをドーシャと呼びます。そして、ドーシャ=その人が持つ特徴を「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の3つに分類しています。各ドーシャが持つ特徴は以下の通りです。
ヴァータ(風)→行動的、冷え性、瘦せ型
ピッタ(火)→情熱的、暑がり、中肉中背
カパ(水)→温厚、体力がある、グラマラス
自分がどのドーシャに当たるかは、爪や髪の色、味の好みや行動パターンなどで診断されます。ここではリンク等は貼れませんが、『ドーシャ診断』で検索をかけてみると診断できるサイトが沢山出てきますので、ぜひ試してみてくださいね。
さて、私。
診断してみると、カパ1/2、ヴァータ1/4、ピッタ1/4という結果でした。3つの要素を持っているけど、カパが優位ということですね。太りやすい体質なので、納得です。そこでここからはカパの特徴について説明していきたいと思います。
カパの特徴
カパは主に水のエネルギーを持っており、体内で細胞・筋肉・骨・精神力などを作り、それを「蓄積」する働きをしています。よって、カパの人は何かをためるのが上手です。例えばお金。コツコツと貯金をしてせっせとお金を貯めていきます。でも、脂肪も溜めやすいです。カバの人がグラマラスなのはこのためです。脂肪は体にとってなくてはならないものですが、溜めすぎはよくないですね。性格は温厚で、動作や話し方はゆっくりです。少し保守的な部分も持ち合わせています。
カパの人の食事
アーユルヴェーダでは、その人が持つドーシャによって食べるべきものと控えるべきものを分類しています。
カパの人が控えるべきものは、
・甘いもの
・米や小麦
・乳製品
・冷たいもの、体を冷やすもの
などです。うーん、私が好きなものばかりです。アイスクリームとか大好きなんですけどねぇ…ツライ。
逆に何を食べたら良いのかというと、
・香辛料の効いたもの
・苦味、渋みのあるもの
・ヤギのミルク
………ツッコミどころ満載です。日本の家庭料理で香辛料はあまり使わないし、苦くて渋いものって美味しさに欠けるような…てか、ヤギのミルクって何処で売ってるの⁈
アーユルヴェーダの考え方は素晴らしいですが、現代の日本では実践が難しい場合もあるなと思います。カパの人が上に書いたような食事を実践しようとしても、近所のスーパーで買えるものは限られています。落としどころとしては、「色々なものをバランス良く、腹8分目にしましょう」といったところですね。
カパの人におすすめなヨガのポーズ
最後にカパが優位な人におすすめなヨガのポーズをご紹介します。
まずはヴィラバトラアーサナ(英雄のポーズIⅡなど)です。カバの人は水分を溜め込みやすく体が重たくなりがちなので、エネルギーに溢れた動きの大きなポーズを取ると良いです。

ヴィラバトラアーサナⅡ
水分を溜め込むということはむくみやすいということなので、むくみに効くポーズもオススメです。例えばガルダアーサナ(鷲のポーズ)。全身を絡めて一度収縮させてから一気にポーズを解放することで、血流やリンパの流れを促しむくみを解消させます。

ガルダアーサナ
その他、魚のポーズやブリッジなど、胸郭を開いて呼吸をしやすくするポーズもオススメです。カパ が強いな、と感じている人はぜひ試してみて下さいね!
コメント
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[…] こんにちは!美紗です。 過去に書いたアーユルヴェーダの記事~カパ編~と~ヴァータ編~、読んでいただけましたか?今日は3つのドーシャのうち、私も陽平先生もあまり持ち合わせ […]